東京富士美術館が企画協力する「ロバート・キャパ展――THE FACE」が29日、福岡・田川市美術館で開幕した。同美術館が主催する同展は、20世紀を代表する報道写真家ロバート・キャパの戦争写真「崩れ落ちる兵士」など、150点を展示。オープニングセレモニーでは、田川市の松村安洋副市長のあいさつに続き、東京富士美術館の五木田館長が、平和への願いを訴える作品の魅力を語った。九州工業大学の山川烈名誉教授は「生き生きとした表情の写真に表れる、人間を愛したキャパの人柄に魅了されました」との声を寄せた。
「ロバート・キャパ展 ザ・フェイス」が、田川市美術館で開催中です。
戦争写真家として知られるロバート・キャパ。彼は第二次世界大戦など5つの戦争を命がけで取材し、歴史的な場面をカメラに収めてきました。
世界で最も有名な報道写真の一つである「崩れ落ちる兵士」のほか、日本に滞在したときに撮影された子どもたちの様子など、
東京富士美術館のコレクションから、本展オリジナルの150点を選び、紹介しています。開館時間は午前9時30分から午後6時30分まで。1月26日まで開催。
観覧料は、一般が800円、高校・大学生が700円、中学生以下は無料。