鹿児島の二つの島の学校に、創価学会からそれぞれ優良図書300冊と書架が贈呈された。今後5年間、各校に毎年20冊が追加で贈られる。
宇宙開発と歴史のロマン薫る種子島にある南種子町立中平小学校の贈呈式は24日、同校で開催された。児童の代表が「みんなで大切に読んでいきます」と感謝の言葉を述べ、松尾和友校長は「頂いた本との出合いを大切にし、読書で豊かな心と大きな夢を育みましょう」と呼び掛けた。
奄美群島・加計呂麻島の瀬戸内町立諸鈍小中学校では、25日に贈呈式が開かれた。同校では昨年、台風による高潮被害に見舞われ、図書室も床上浸水。500冊の書籍の破棄を強いられた。児童・生徒らは待ち望んでいた真新しい本に、瞳を輝かせていた。大山博司校長は「本を読むことの楽しさを知り、未来を開く力を養ってほしい」と語った。