九州創価学会 長崎平和学講座 ベラルーシ共和国 ルスラン・イエシン駐日大使が講演

長崎平和学講座が17日、長崎市の長崎文化会館で行われ、ベラルーシ共和国のルスラン・イエシン駐日大使が講演した。
大使は、自国の文化や経済、日常生活などを紹介しつつ、発展する同国の魅力について述べた。
とりわけ、講演が熱を帯びたのは、大使が1986年にウクライナで起こったチェルノブイリ原発事故に言及した時だった。
同国は深刻な放射線被害を受けた。日本と同国に共有するもの――それは、ヒバク体験である。
事故発生当時、大使は16歳。「あの時の記憶は今でも鮮明に覚えています」と語った。
チェルノブイリの惨劇を〝教訓〟とし、89年までに存在していた約1200の核弾頭を96年までに完全撤廃した。
93年には、核不拡散条約に加盟し、核軍縮を進めてきた。
この間、長崎と同国は〝ヒバクシャ医療〟で交流を結び、友好を育んできた。
最後に「新たな時代へ、〝親友〟である皆さんと友情を継承していきたい」と話を結んだ。

参加者からは、次の感想が寄せられた。

国名は知っていましたが、子育て支援や福祉が充実していることを初めて知り、ぜひ訪れてみたくなりました (50代、男性)

世界平和の実現に向け、率先して核兵器を放棄したベラルーシの取り組みに感銘を受けました (20代、女性)