九州創価学会 長崎市で「青年不戦サミット」を開催

8月4日・5日の2日間、広島、長崎、沖縄をはじめ、全国各方面の青年部の代表による「青年不戦サミット」(第27回青年平和連絡協議会)が、長崎市内で行われた。

4日、長崎平和会館での開講式では、三浦長崎総県長、藤原九州青年部長があいさつ。浅井青年平和会議議長、谷井女性平和文化会議議長は、サミットを通して核兵器廃絶の誓いを深めようと呼び掛けた。続いて、原爆により1400人余が命を落とした城山小学校等を見学。「原子爆弾落下中心地碑」で献花した。

4日夜には、「ピース・フォーラム」が長崎ブリックホールで開かれた。九州青年平和会議の川﨑議長の後、梅林良美さんが、被爆者の祖父の思いを継いで社会に平和の心を広げる模様を報告。広島と沖縄の代表が各県の取り組みを紹介した。
長崎市・被爆継承課の松尾隆課長は、被爆者の思いを若い世代が伝えていく時代であるとし、そうした活動に地道に取り組む学会青年部に期待を寄せた。

5日のサミットでは、関西、四国、中部、九州の各方面と学生部の代表がそれぞれの取り組みを報告。続いて、アメリカと映像で結び、SGI国連事務所スタッフのアナ・イケダさんが、国連安保理決議である「2250決議」の概要と国連による関連の取り組みを紹介した。「2250決議」は、平和構築における青年の役割を国連として初めて認めたもの。国連からの要請でSGIが提出したリポートやそれに対する反響などが報告された。
池田大作先生はメッセージを贈り、正しき生命尊厳の哲理を掲げた青年の団結は、核兵器よりも強いと強調。遠大な理想にも諦めずに、日本、世界の青年と手を携えて挑み抜いてもらいたいと呼び掛けた。
また、ノーベル平和賞受賞者のアドルフォ・ペレス=エスキベル博士がビデオメッセージを寄せ、平和とは誰かが授けてくれるものではなく、自ら築くものであると力説。“変革は可能である”と希望を持って新しい社会を築いていってほしいと望んだ。