九州創価学会 長崎平和学講座

マーシャル諸島共和国 トム・D・キジナー駐日大使が講演

長崎平和学講座が9月18日、長崎平和会館で行われた。
マーシャル諸島共和国のトム・D・キジナー駐日大使が「マーシャル諸島共和国と平和の精神」をテーマに講演。大使は冒頭、長崎と広島、同国をはじめ、核による全ての犠牲者に黙とうをささげた。
同国の領域は、1946年(昭和21年)から58年(同33年)まで、アメリカによる核実験場として利用されてきた。水爆や高性能の核爆弾が使用され、その回数は67回にも及んだ。
飛散した核物質の影響で、多くの人が健康を害し、今なお苦しんでいる事実を紹介。「核兵器がもたらす〝痛み〟を共有する長崎とマーシャルの人々が協力し、核のない世界を」と望んだ。