3000人の友情の集い 原田会長が出席
池田先生がメッセージ アジア広布、世界広布は我らの手で
世界広布の新たな暁鐘を打ち鳴らす「九州インド青年先駆総会」が7月23日、世界広布新時代第7回「九州総会」の意義を込め、3000人が参加し、福岡市の九州池田講堂で盛大に開催された。
これには原田会長、竹岡青年部長、伊藤女子部長が、研修会で来日中のインド創価学会(BSG)青年部の友ら200人と出席。池田大作先生はメッセージを贈り、末法万年にわたる大遠征の「先駆の中の大先駆」を、九州とインドのスクラムに託したいと祝福。「アジア広布、世界広布は我らの手で」と強く呼び掛けた。
幕は上がった! 戦いは始まった! 師と心を一つに戦う時は今!
BSGの愛唱歌「先駆の歌」を、日印の参加者が力の限りに歌い上げる。その叫びに、目の輝きに、振り上げる拳に、世界広布の「先駆」を担う情熱と誇りがあふれていた。
共に先駆を魂とする九州とインド。青年の代表3000人が集った総会は、新たな歴史を開こうとする鼓動が脈打っていた。
「国に十万の国士あらば、苦悩の民衆を救いうること、火を見るよりも明らかである」との、戸田城聖先生の「国士訓」を命に刻み、インド青年部は、社会を変革する〝10万人の青年〟輩出を目指して前進している。
インド創価学会(BSG)では本年、1カ月で①青年部世代の友人10人の座談会参加、②3人の青年の入会、を果たした地区を「シンイチ地区」と呼ぶ取り組みを実施。その弘教のうねりが勢いを増し、本年だけで実に2万2千を超える折伏を成し遂げ、青年の連帯は9万人に達した。
池田先生は総会へのメッセージで、インド広布の目覚ましい発展を心から称賛。戸田先生がインドに思いをはせながら、九州の地で東洋広布、世界広布の実現を青年に託したことを述懐した。
さらに「諫暁八幡抄」の「日は光明・月に勝れり五五百歳の長き闇を照すべき瑞相なり」(御書589ページ)等の御聖訓を通し、民衆を覆う苦悩の闇深き今、「太陽の仏法の大光」をいやまして鮮烈に放っていきたいと力説。末法万年尽未来際にわたる大遠征の「先駆の中の大先駆」を九州とインドのスクラムに託したいと万感の期待を寄せた。
そして、今こそ世界一の生命尊厳の哲理の炎を赤々と掲げ、不屈の負けじ魂で、自他共の人間革命の勝利劇を地域に世界に繰り広げながら、「アジア広布、世界広布は我らの手で」と、明るく仲良く、楽しく勝ち進もうと呼び掛け、メッセージを結んだ。
インド・ムンバイで女子部部長を務めるゴウリ・グプタさんは先週、本年9世帯目となる弘教を実らせ初来日した。
実家の経済状況はいつも厳しく、苦学の末に大学に進学するも就職先が見つからず、生きる意味を見失いかけた。
ある日、行き場のない不満を、信心に励む母にぶつけた。その日から母が娘の勝利を祈り、広布の活動に全力で挑戦。やがて就職活動中のゴウリさんに大企業3社から内定が舞い込んだ。
驚く彼女に、同志は〝この信心には現実を変える力がある〟と教えてくれた。以来、ゴウリさんは仏法を語り抜き、歓喜の折伏はこれまで34世帯。会社では最年少の女性セールスマネジャーとして活躍し、経済革命も見事、成し遂げた。
「九州の友の振る舞いから、池田先生の精神を感じます」と語るのは、方面男子部長のアマン・バルドワージさん。
幼少の頃、周囲をうらやんでは、けんかに明け暮れた。17歳の時、先に信心していた姉の紹介で仏法を知った。
題目を唱えると、自分にも幸せになれる力があると、希望が湧いた。同志の温かさに触れ、人生の正しい軌道を歩めるように。荒れた青春を過ごした分、相手の心がわかるリーダーへと成長した。
圏男子部長として戦った昨年7月には、圏で1カ月に881人の入会を成就。さらに本年、シンイチ地区の運動では、5、6月に方面の全276地区のうち、約8割が2カ月連続で目標を達成。全国一の拡大でインド広布を牽引した。自身もこの2カ月で8人に弘教。仕事でも試練を乗り越え、今は人材派遣会社を経営する。
総会では、福岡3総県の青年部有志600人が大合唱を披露。女子部のゴウリ・グプタさんの体験発表の後、インドの友が見事な日本語で〝大楠公〟の歌を轟かせた。
BSGのサブー男子部長が、学会の永遠性の確立のために共に前進をと力説。続いて九州インド青年「先駆」宣言が高らかに響き渡った。
BSGのグプタ議長は、青年が変革の主体者となって創価の人間主義を時代の根本精神にと強調。新名九州長は、今回の総会を記念して、7・23を「九州インド青年先駆の日」と決定し、さらに少年少女絵画展を今後、相互に開催することを発表した。
原田会長は「先駆」の戦いとは、誰もが不可能と思う困難に突破口を開く信心の戦いであると力説。九州とインドが広布への大情熱を共有し、「私自身が山本伸一である」との自覚と決意に立って、新時代を開く闘争を開始しようと訴えた。